さてさて、一番気になる「そもそも、仮想通貨って?」というところに入っていきたいと思います。
とはいえ、学問的に、正しさを追究するものではないので、「へぇ~!」と思う程度のマメ知識を伝えていきたいと思います。
では、まず初めに!
仮想通貨の正式名称は?
2018年12月に、金融庁は仮想通貨の呼称を暗号資産に改めると発表し、2020年5月1日に正式に施行されました。変更の主な理由として、仮想通貨の「通貨」という名称が、日本円などの通貨と混同されかねないことを挙げられています。
しかし、暗号資産という表現には、馴染みがないというか、普及してないからか、大抵、仮想通貨(暗号資産)という表示の仕方か、暗号資産(仮想通貨)という表示になっていることが多いです。
慣れてきたら、話の分かる人同士で恰好つけて「クリプト」と言うと「お!わかってるじゃん!」と思ってもらえること、間違いなしです。
法定通貨とどう違うの?
価値の保証 | 発行体 | 発行上限 | 価値の変動 | |
ビットコイン 仮想通貨 |
国家などから価値の裏付けがされていない | なし | あり (2,100万BTC) |
大きい |
法定通貨 (円、米ドルなど) |
発行国が価値の保証をしている | 政府・中央銀行 | なし | 小さい |
ざっと、考えられるところは、こんな感じでしょうか。
他には、
交通機関系ICカード、~Pay、とどう違うの?
今では、現金を持つ機会もだいぶ減ったと思います。
それも、最初は、クレジットカードから。
そのうち、銀行から直接払えるデビットカードやedy。
交通機関系ICカード、最近では、「~Pay」と名のつくもので、チャージ・支払いができるところが増えました。
また、楽天やDoCoMo、マイレージのように、ポイントで支払いできるものもだいぶ増えてきました。
こうなると、それだけで十分じゃない?
敢えて、クリプトをやる意味があるの?と思うかもしれません。
結論でいえば、投資の観点を無視するなら、無理してクリプトをする必要はありません。
どちらかというと、クリプトは、外貨や株の要素が強くあります。
それに引き換え、交通機関系ICカードや「~Pay」は、生活に密着した支払いツールです。
その代わり、海外などでは利用不可で、使えるとしたら、せいぜいクレジットカードぐらいでしょうか。
その代わり、クリプトの方は、アメリカなどでは、ビットコインを引き出せる、ATMのようなものも設置されているようです。
世界中の方々とも送金することも、スマホやPC一つでできてしまうので、グローバル社会を実感したい、日本という枠にとらわれないサービスを体験したい、という思いがあるのであれば、クリプトに触っていくことは、自身の幅を広げることにも繋がっていくと思います。
ただ、時代の流れが、キャッシュレス化ということもありますので、クリプトを触っておくことで、IC系カードや「~Pay」とは、また違った感覚を味わえると思います。
資産形成としての、クリプトは、まだまだ、未知数のところがあり、市場としては、株式市場、投資信託市場、現物市場、不動産投資市場のように成熟しているわけではないので、法的整備も整っていません。(特に税法)
着実な資産形成を望むなら、まずは、上記の、株式・投資信託・不動産・現物をやりつつ、クリプトに足を突っ込むか、未成熟な部分を敢えて楽しむかは、人それぞれです。
メディアや口コミは、常に片方からの視点からの情報しか流しません。
そういったことも含めて、振り回されないよう、波乗りを楽しんで行って欲しいです。
こんな感じで、なんとなく「仮想通貨ってなに?」ということが、少しは謎が解けたでしょうか?